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冷えでお困りの方へ

身体の冷えは 私たち身体にどのような影響をあたえているかご存知ですか?

 

例えば 身体が冷えると筋肉の血流が悪くなります。肩こりや膝の痛みがひどくなることがあります。

身体が冷えると水分代謝が悪くなります。そうすると血流も悪くなり身体がむくんできます。

女性の方では寒さにより子宮内で血液が滞り(中医では瘀血といいます)刺すような痛みがでてきます。

 

それではどうしたらいいのでしょうか?

簡単です。この時期 身体を冷やさないことが大切です。

 

この時期 あえて身体を温める食材を使ってみる。

例えば 身近にあるもので 生姜、にんにく、胡椒、七味、ネギ、エビ、鮭、鶏肉を献立に加えてみてください。

 

薬膳では 食材の持つ食性(五性:温・熱・寒・涼・平)と食味(五味:酸・苦・辛・塩辛い・甘)という食物の性質を考えて献立を考えます。薬膳だからといって 苦い葉っぱや根っこが入っている訳ではありません。食材の色々な性質を使って その日の体調に合わせてお料理をしていきます。

 

寒い時期でも サラダは食べたいですよね。そのままだと身体を冷やすので ドレッシングに身体を温めるらっきょや胡椒を入れて作る。又は温サラダにする。身体を冷やす食材の場合には 生のままで食べずにスープなどの身体を温める調理法を使ってみるなどです。

 

五味とはそのまま食物の味です。味で色々な効果がある言われています。

 酸(すっぱい):収斂 固渋→汗、出血、下痢を止めます。

 苦(苦い):清熱、燥湿、降気、解毒→熱を下げる、気分の高ぶりを下げる、解毒

 辛(辛い):発散、行気、活血→汗を発散、気の巡りをよくする、血の循環を良くする

 かん(塩辛い):軟堅、散結→しこりや腫れものを軟らかくして散らす

 甘(甘い):補益、和中、緩急→補う、胃腸の調子を整える、はやめたり緩めたりして身体の状況をみて調節

 

酸は春、苦は夏、辛は秋、かんは冬、甘は梅雨の時期にとるようにするといいと言われています。

 

薬膳に興味がある方は 薬局までお尋ねください。