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頭痛と中医学

人口の3人に1人が頭痛持ちと言われますが、コロナの影響もあり、いつもより頭痛を感じている方も多いのではないでしょうか?西洋医学と中医学の両方から「頭痛」を考えてみましょう。

 

■ 頭痛のタイプ ~西洋医学~

種類 原因・症状
緊張性頭痛 筋肉の緊張やストレスによる緊張が原因。ヘルメットを被った様な頭全体の痛み、頭重、締め付けられる様な痛み、首や肩の凝り、目の疲れが主な症状。
片頭痛 片側あるいは両側のこめかみから目にかけて、ズキンズキンと脈打つような痛みで、動くと悪化し、吐き気を伴い、光や音が気になるなどが主な症状。
群発頭痛   数週間から数カ月の間、ほぼ毎日激しい頭痛が起こる。目がえぐられるような痛み、きりで刺されるような痛みと言われるほど痛みは激しい。症状は片側のみで、痛みの他に、目の充血、涙、鼻水なども伴う。

 

 

■ 頭痛のタイプ ~中医学~

 

① 【外感がいかん頭痛】 気温や湿度、天候の影響を受けたり、風邪をひいたりした時に起こるもの

 

 

② 【内傷ないしょう頭痛】 身体の不調によって起こるもの

 

 

中医学では、頭痛そのものよりも、その他の症状をみる事が重要になります。身体全体のバランスを整えることが大切で、そうすることにより自然と頭痛の回数が減ります。

ここに示した漢方薬は一部で、漢方薬は同じ症状でも個々の体質によって異なります。中医師の資格を持つ薬剤師がいますので、頭痛にお悩みの方はぜひ一度ご相談ください。